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ベンガル文学の翻訳にあたって

「現代インド文学選集」が完結してから、早くも3年半がたちました。この選集は、インドの代表的な言語で書かれた文学を直接翻訳紹介する初めての試みとして、画期的な企画だと思います。

私は、若い頃からベンガル文学の豊かさ・多様性に触れ、それを生きる糧としてきました。より多くの作品を日本の読者の手元に届けたい、という気持ちを抱きながらも、さまざまな理由から、いままでその思いを十分に果たせずにきました。

今回、めこんのホームページに、ベンガル文学の翻訳を連載する機会をいただけることになりました。これから月に2回のペースで、ベンガルの近現代作家の作品を、簡単な解題とともに掲載していきたいと思います。

連載に当たっては、ベンガルの自然と社会、そこに生きる人びとの多様性が、読者の皆様に具体的なイメージとして伝わるよう、努めます。楽しんで読んでいただければ、幸いです。

 

20201012日 メルボルンにて

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プロフィール

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Author:bengaliterature
大西正幸(おおにし・まさゆき)

東京大学文学部英語英米文学科卒。1976~1980年インドに留学。ベンガル文学・音楽などを学ぶ。オーストラリア国立大学文学部言語学科にて、ブーゲンビル(パプアニューギニア)の少数言語モトゥナ語の記述研究でPh.D.取得。名桜大学(沖縄)教授、マックスプランク研究所(ライプツィヒ)客員研究員、総合地球環境学研究所客員教授などを経て、現在は同志社大学文化遺産情報科学調査研究センター嘱託研究員。専門はベンガル文学・口承文化、記録・記述言語学、言語類型論。

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